■『Friend』のこと
本に収録するにあたって、苦し紛れでつけた『Friend』というタイトルを『素直な気持ち〜My Sweet Friendship〜』につけなおさせてもらいました。
中は文字の修正以外ほとんど手をいれてませんが、新しいタイトルのほうが由佳らしい感じで気に入ってます♪
素直になりたい、でもなれない天邪鬼娘〜(笑)
また、本の紹介のページにも書きましたが、本の発行に伴って『Friend』本編とそれに関係する2次作品をサイト上で掲載することはできなくなりましたので、発売前日に本編と関連作品のリンクを削除しました。
■書き下ろし『吐息まじりのキス』のこと
本には『Friend』改め『素直な気持ち〜』ともう一作、完全書下ろしのオリジナルの『吐息まじりのキス』が収録されてます。
本にするためには『素直な気持ち〜』だけでは全然P数が足りなかったので(^ ^;)
「『素直な気持ち〜』が友達同士だから、本のテーマを友達にしましょう(^ ^)」という担当さんのアドバイスにより、2人よりはちょっとオトナっぽいカップルにチャレンジ。年が近い人にはドキドキしながら楽しんでもらえる物語になったのではないか、と思います。
異性の友達同士の理想は勇樹と由佳に集約されていたので、新たに書き下ろすのはすごく難しかったです。でも書いては消し、書いては直ししているうちに(寝かせて煮詰めていくだけの時間はなかった…(涙))こちらもまた違う意味で、私の理想にとても近い2人になりました。
趣味丸出しと言わば言えっ! でも、2人のやりとりは書いててとても楽しかったです♪
枚数は『素直な気持ち〜』のほぼ倍、私が書いた小説では現時点で最長のものになりました。Webで書いてたら、この先も書くことのなかった分量だと思います。いろんな意味でとてもいい勉強になりました。
■イラストのこと
私は小説を書くとき、ほとんどビジュアル的なイメージがないまま書いてます。(そこをつっこまれることも多い(^ ^;))
でも、イラストを書いてくださった癸先生のお蔭で、このたび初めて「自分のキャラに惚れ惚れする」気持ちを実感することができました。
特に『吐息交じりのキス』の和帷なんかラフ段階なのに「よっしゃあ!」ってくらい私のツボにはまってしまいましてですね、本を出していただくことになって何がウレシイ、って本が本屋に並ぶことよりも、こうして自分の想像を越えたステキなキャラを書いていただけたことが一番嬉しいかもしれないです。
本は買わなくてもいいから、私がノックアウトされた癸先生の“照れた顔の和帷”のイラストだけは、是非皆に見てもらいたいっ! このくしゃ、っとした顔がですね、女心を直撃するんですよ〜(>_<)/
皆さん、是非探して見てみてくださいねっ!
あああああ、和帷激ラブ〜♪(←バカ丸出しです)
普通のノベルズのイラストなら一冊につき一作品分だけ考えれば済むのに、2本載せることになってしまったせいで、癸先生のキャララフの苦労は倍になってしまったわけで、貧乏くじを引かせてしまってホントに申し訳ないと思っております。
でも、嬉しいビックリをたくさん味あわせていただけて、作者冥利に尽きると言うのはこういうことなのかな、と思いました。
先生、ホントにありがとうございました。
癸先生は健全な(笑)二次創作CGサイトを持ってらっしゃるので、表紙の絵がお好みだった方はぜひそちらにも足を運んでみてくださいね。
■おまけと続編のこと
『Friend』あらため『素直な気持ち〜』はすでにWeb上で掲載されて、多くの人に読んでいただいたを作品です。本にしていただけるのはうれしいけども、今までタダで読んでもらっていたものに、今更お金を頂くのは既に読んでくださった方に申し訳ない。
というわけで、担当さんに無理をいって、続編との幕間にあたる短いオマケを書かせてもらいました。8Pとめちゃくちゃ短いですが、ラブラブえっちな雰囲気を楽しんでいただけるよう、努力したつもりです。
……でも、書いてて思ったんですが、私のエロって短いとダメですね(^ ^;)
またサイトに来ていただいてるお客様にも、ささやかなお礼の意味を込めて発売日までの期間限定で『真夜中の日記帳〜Singing Bird〜』をアップしました。(公開は既に終了しました)
公開期間中に読めなかった人は、txtファイルをお送りします。こちらまでメールくださいませ。
【5月15日補足】
『真夜中の日記帳〜Singing Bird〜』は、本編とくらべてかなり暗い内容になっています。また、一部の人には不愉快に感じられる描写も含まれていますのでご注意ください。
実はこのショートストーリーは、実は癸先生と担当さんとの間でやりとりされたという「なつみと隆君はうまくいくのかな? うまくいくといいなぁ(^ ^)」というお話から生まれました。
本編の由佳と勇樹のストーリーは「友達だった2人が恋人同士になる瞬間の心の揺れ」がキモのお話だったので、書き終わったあとは続編なんて叩いても絶対出てこない。そう考えていました。本にする話を頂いて続編のことを切り出された時も、もう書けることは書いちゃったのでダメです、とお断りしてしまったくらいです。
でも、癸先生と担当さんのやりとりからなつみのストーリーを思いつき、それに連動するように続編のアイデアが流れて出てきた時、本当に物語というものは生き物なんだなぁ、とつくづく実感してしまいました。
このなつみの物語を癸先生と担当・菊地さんに捧げます。お2人に楽しんで読んでいただければ幸いです。
Web上でも、沢村様とのコラボレーションで『ボーイフレンド』の綾香のキャラが決まったりその後の物語(…まだ載せてませんがいくつか書きかけがあるのです(^ ^;))が次々に生まれていった経緯がありますが、自分から生まれたキャラが他の人に触発されて展開していくのは、思いもしないような新鮮な側面を再発見できてすごく楽しいです。
こういうことがあるから、書くのをやめられないのかも……なんてちょっと思ったりもしました(笑)
■ペンネームのこと
本の背表紙にのる名前が「みる」だけなのはなんだかちょっと寂しい。
ということで、この先(続くのか?)出版物に使うPNは『三宮 みる』でいくことにしました。
本を探していただくときに馴染まなくて探しにくいかもしれませんけども、こちらの名前もよろしくです。
名前の由来はボーイズでKaoru's F.C.を読んでいただいた方にはお分かりかと思いますが、三宮すぺしゃるで三宮一家で飼われている私をモデルにした「三宮 みる」というにゃんこから名字を取らせていただきました。白地に雉トラ模様、猫パンチと猫キックが得意な人見知りなにゃんこです(笑)
ボーイズが苦手な方も三宮すぺしゃるに限ってはほのぼのファミリーSSなので、安心してお読みいただけます。にゃんこがお好きな方は是非チャレンジしてみてください。思わず頬がゆるむこと請け合いです(^ ^)
ページの一番下の方に三宮みるにゃんこのプロフィールがあります(笑)
ANNA様、名前を快く使わせてくださって、ホントにありがとうございます!
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