■ どこでもいっしょ 12 沢村様 |
●沢村版「どこでもいっしょ」 - 16 『みんなでモデル?』 |
「メカさんを描くのか、それはよい事だ。ちなみにPhotoshopなのかPainterなのかが メカさんには気になる」 「トロ…トロ……芸術の為なら脱ぐにゃ…ときどきするにゃ…じっと冷徹な目で 見られるとだんだん身体が熱くなってきちゃうのにゃ、そして低く言われるのにゃ 『脚を開いてごらん』……トロ拒めないにゃ…どきどきしながら脚を開くしかないのにゃ……」 「お前ら何を人の部屋で頭ぐるぐる回している」 「ちょっと待つにゃローション塗ってテカリを出すにゃ」 「メカさんの間接部分に塗れば性能が向上する、それは素晴らしい。では塗ろう」 「だから何で最初にそこに塗るのよっ!」 「1分間に300回転する可動部には潤滑液が必要である。ちなみに前後運動では 1分間に1000回のベンチテストを済ませている。素晴らしい」 「……。それって人が認識出来る速度越えてるよね?」 「削岩機の性能なんぞ知るか!」 「……」 「……。おい…何で時計をそこで眺める」 「えっと…え……ええっと……」 「何でそこで頬を赤らめる?あー?」 「や、やだ、やさぐれちゃ嫌だってば…ちょっと思い出して大体の具合を 思い出しただけ……いやぁーん!何言わせるのよっ!馬鹿ばかばかぁ!もお!」 「お前…俺を呆れさせて和みたいのか怒らせたいのか知らないが…… あと少しで部屋から放り出すぞ」 「撮影前である。部外者入室禁止は仕方ないとメカさんは考える。 ――綺麗に塗れたのである」 「い、嫌っ!その感じ凄く嫌っ!」 「そう言いながら指の間で見ているのにゃ」 「では試験動作をしてみよう」 「きゃ……!嫌っ!いやいやっ!」 「ガーン!顔にかかったにゃ!顔面しゃわーなのに全身にも飛び散ったにゃ… 何十人も相手にしてるみたいにゃ!量が多くて濃いにゃー!」 「人を盾にしやがったなこの女……」 「だ、だって…他のにかけられるの、嫌なんだもん」 「……。あ……、あー…。あっ、そ」 「……。――ぅん……」 「トロはショックにゃー!お嫁にいけないにゃー!」 「せ…洗面器1杯分…かな? う…うわぁー……すご」 「おい……」 「貯蔵タンクに蓄積させた分も先端から放出してしまった。メカさんは高性能であるから 配管を改造せねば。とりあえずタンク内を空にする事が必要である」 「マット敷くにゃ?」 「窓から出させよ!窓から!」 「しゅ…羞恥ぷれいにゃ?野外撮影にゃ?奴隷のお散歩にゃ…ガーン!首輪がないにゃ!」 「放出量を1%に下げて1800秒の長期放出にするには外部タンクの増設が必要である。 大丈夫である。30リットルのタンクを背負ってもメカさんのバランサーは正常作動 範囲内である!素晴らしい!」 「お前…俺のご近所との体面を考えてないだろ……」 |
●沢村版「どこでもいっしょ」 - 17 『みんなで摩擦☆』 |
「考えてみれば1000回/分って16.6回/秒よね」 「はいよく出来ました…って電卓使うんじゃない、その程度の計算で」 「だって違ってると馬鹿みたいなんだもん。――でね、1秒に16回って大昔のゲーム名人の 技と同じじゃない?じゅーろくれんしゃ」 「……。お前もえらく馬鹿なネタを何で知っているやら……」 「流石にOPは歌えないもん」 「EDも歌わんでよろしい」 「うん。――でね、人間に可能な技を自慢するメカって間抜けよね?」 「メカさんは高性能である。人間に可能ならばメカさんは更に高性能にならなくては ならない!素晴らしい!」 「あー…。いいか?コントローラーの上で指をセンサーに反応するかしないかの程度で 微振動させるのと、いらん程馬鹿でかいモノを前後させるサイズの違いを考えてみろ。 同じ16回/秒でも違いが……」 「あ、詳しいし」 「物差しでびぃぃんと弾くといいスコアが出るにゃ」 「本当にくだらん事を知っている連中だな」 「お前モナー」 「そのネタはやめろ」 「改造してやる改造してやる改造してやる!」 「あ!そー言えば…誤解しないでねっ!」 「?」 「あんな馬鹿なモノ、挿れてないんだから」 「……。あんなモノ挿れてたら一撃で判る様になると俺は思うが」 「? そうなの?」 「それともしばらく放置しておけば癒るモノなのか?」 「あんまり放置されてないから判んない」 「……」 「……。えへっ」 「あー…この馬鹿女」 「えー?でも、嫌じゃないでしょ?でしょお?」 「そこで頬擦りしてくるんじゃないっ」 「何で?」 「トロもするにゃ!」 「ああっ!――ま、負けないんだからっ!」 「トロも負けないにゃーっ!」 「あ、あンたズルい!顔でっかいんだからズルい!うーっ!」 「かいぞ……何やら面白い事をしているのだな?摩擦係数の測定か? メカさんは構造上摩擦係数が低いのだが…どれ、摩擦してみよう」 「あー!どこ摩擦しよーとしてるのよっ!」 「雄が摩擦されて喜ぶ場所である」 「やめといておいたのにズルい!それは私のっ!」 「お…お前らなぁ……」 「何故拒む?メカさんに任せれば10000回/分で摩擦が可能である」 「むっ…166回/秒……? あ…あー……。ぅー…ううーっ…ふん…。――おーほほほほ! 甘いわねぇ、ただ摩擦するだけじゃ満足してくれないんだからっ!いい?人差し指で ひらひらの辺りをいじりながら先っぽを舌で舐めてあげてねぇ」 「――お前ら…いい加減にしやがれー!」 「お兄ちゃん…何されてるの?」
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