■ どこでもいっしょ 2
沢村様
●沢村版「どこでもいっしょ」 - 3

「まったく…何よあの猫、和蘭妻とか言っちゃってさ」
「オランダ妻とは何だ?」
「邪魔モノって意味よ」
「そうか、トロは邪魔モノか。――で、何の邪魔なのだ?」
「……。別に」
「それはメカさんは理解出来ない。何もないのに邪魔は出来るものなのか?」
「それ以上言ったら、いじめるわよ」
「虐めるのはいい事だな?メカさんは力一杯虐めてやるぞ」
「だからそれ出さないでよっ」
「どうしてだ?あれほど興味深そうに見ていたのに」
「〜〜っ、とにかく今はそんな気分じゃないのっ」
「ふむ。そういえば、愛する者はいるのか?」
「え……? えっと…その……いる様な、いない様な……」
「ううむ。愛するものというのは希少価値なのだろうか?」
「?」
「トロのだっちわいふ相手のあの男は愛する者がいないそうだ。トロから聞いたぞ」
「……」
「人間的な質問だと思ったのだが、異常な質問だったのか?」
「――出して」
「何をだ?」
「先刻のアレよっ!虐めたいとか何とか言ってたじゃないのっ」
「了解だ」
「……」
「どうした?動きが止まったぞ?」
「う…ううん……その、何か…でも!あっちがいけないんだもんねっ。そーよそーよ」
「メカさんは理解不能だ」
「不能じゃないわよっ」
「メカさんは理解していたのか。で、何を理解していたのだ?」
「とにかくいいのっ!」
「もう寝るのか?」
「! な……何よ……」
「服を脱いでいる。まだ20時だぞ」
「そっちじゃないの。――あー…もう、萎えるー……」
「こうか?」
「……。それ、小さくなる事も可能なんだ……」
●沢村版「なぜだかいっしょ」(パチモノ)

「いきなりサンドバッグがあるぞ。これはオラに対する挑戦だな!? とぉ!」
「――〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」


「どこでもいっしょ」なあれこれ

実はこの一連の作品のきっかけは、某氏にどこしょSSを書いてもらうための沢村様からのエールでした。
でもあまりに面白いので、リクエストが続いてこーなってしまったわけです。
沢村様、「…しまった(汗)」とか思ってないですか?(^^;)