■ どこでもいっしょ 8 沢村様 |
●沢村版「どこでもいっしょ」 - 9 『縛りもいっしょ(仮)』 |
「呼んだにゃ?」 「呼んでない」 「冷たいにゃ、でも心の冷たい人はピーが熱いにゃ」 「そのピーは何だピーは」 「ピーはピーにゃ。トロは知ってるにゃ、ピーは最初1/3サイズで大きくなると 通常サイズになるにゃ」 「いや、普通の状態の3倍というのが正しい」 「勉強になるにゃ」 「はっ……今のは忘れろ」 「通常の3倍はまるで赤い彗星にゃ」 「……」 「何を想像したにゃ?」 「いや、お前が品性下劣な事を言い出すのかと思って」 「ざ、雑誌を丸めて構える事と因果関係が判らないにゃ」 「随分と言葉を憶えたじゃないか」 「でも言葉よりホントはプレイを憶えたいにゃ」 「教えるつもりはない」 「森の中でぐびぐびぷはー!と白いの飲んだり、海岸で汗まみれになって爽快に 楽しんだりしたいにゃ☆」 「……。ついでに梱包してどこかに送ってやろうか」 「し、縛りにゃ? 荒縄は痛いにゃ、でもラバーは擦れた時の静電気が怖いにゃ」 「そこまで緩いボンテージとゆーのは聞いた事がないが」 「ガムテープよりボールギャグがいいにゃ」 「……。お前、何を意味するか判ってるか?」 「知ってるにゃ。指ぱっちんのギャグにゃ」 「それを言うならポール牧のギャグでしょお!?」 「だから俺の部屋に唐突に飛び込むのはどうしてなんだ……」 「アダルトハンマーで叩く……」 「それは『ポールのミラクル大作戦』…ってそれはオカルトハンマー!」 「叩くと飛び上がって痛がるそうである」 「ポンコツまで来るか……」 「ちなみにメカさんが想像するにアダルトでオカルトと言うからにはこの様なモノと想像する」 「いやあああああ!」 「こぶこぶにゃ」 「こ…この悪趣味なポンコツを俺の部屋まで連れてくるな!」 「だって私の部屋に残しておいてお母さんに見つかったらどう言い訳すればいいのよ!」 「だっちわいふにゃ」 「それは英語として正しくないのである。ダッチハズバンドが正しい」 「どうでもいい!俺に恥をかかせるな!」 「あ…先刻下でおじ様とおば様に会っちゃった……」 「ちなみにメカさんも流石にこのアダルトハンマーは本体内に収納出来ないのである。 体積的に不可能である。改造せねば」 「31センチもあるにゃ」 「最も比較しやすくペットボトル大にしてみた」 「あンたいい加減に人間可能と不可能がある事を知りなさいよ!」 「最大直径は6.5センチである」 「だからぁ!出産の時でさえ…えーっと…そんなに開くんだっけ?」 「……。全員揃って俺を見て返答を求めるんじゃない!放り出すぞお前ら!」 「一番コンパクトに収納するには綺麗にはめ込む事が引っ越しの基本である」 「入れるなら初めてを捧げる相手は決まっているから駄目にゃ」 「わ、私だって…初めてじゃないけど嫌よ、そんなの」 「入れる場所ならばメカさんはこだわらない」 「でも3Pで贅沢は禁物にゃ」 「残念である。必要ならば双頭に改造せねば」 「猫と一緒にする気なんてないわよ!」 「だったらメカさんと……」 「二点責めして欲しいにゃ? マンネリえっちで物足りない証拠にゃ、破局したら トロが頑張って毎晩慰めるにゃ」 「に、二箇所責めならこの前やったもん!」 「俺の親が家にいる時くらい静かに出来んのかお前らぁ!」 「だから指ぱっちんが必要にゃ」 「ポール牧に口塞がれたくないわよ!」 「うむ、5Pである」 「――お前ら全員家から出ていけー!!」
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